田んぼとカブトエビ。どこから来たのか田植え季節の草取り屋さん

本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、プロモーションが含まれる場合があります。

日々の色々

こんにちは。

腰の痛みで、体力づくりは休憩中です。

少しマシになってきたので、散歩から再開し始めました。

近所の田んぼを通りかかると、ちょこちょこと水面に小さなかげ。

おたまじゃくしかと思って覗いてみると、どうも違うようです。

細かに動く足。どこか甲冑のようなフォルム。

これはもしや、カブトエビ?

小さい頃、飼育キットを買ってもらい、夏休みに観察したことがあるようなないような、朧げな記憶が蘇ります。

Triops2

にごったみずに、うっすらカブトエビ

田植えの季節とカブトエビ

日本では、大体田植えごろ、6月とか、7月とか、それくらいの時期になると、田んぼにたくさん現れるそうです。

どこからきたの カブトエビ

強い卵

「生きた化石」と呼ばれるほど、はるか昔から姿形を変えずに現在まで生きているカブトエビ。

卵は乾燥にとても強く、干上がった地面など、卵のまま過ごし、水が来るのをじっと待っているようです。

人間の行動範囲の進歩とともに?

どこから来たかについてはいくつか説があるけれど、風で海を越えて卵が飛ばされてきたとか、飛行機に乗った人間の靴の裏に卵がくっついて持ち込まれたという話だよ。20世紀初め、海外との行き来が盛んになったころから、田んぼなどで見つかるようになったんだ。

JAグループ福岡様 『カブトエビってどんな生き物?』より引用

カブトエビは海外からやってきた生き物だそうです。

先に挙げた、とても強い卵の性質を活かして(?)日本にやってきたという説があるようです。

田んぼの草取り屋さん

私には、『海外から来た生き物』、というと、本人に悪気はなくとも異なる環境で生きていくために、結果的に元々そこに住んでいた動植物に害を与えてしまうイメージがあります。

ただ、カブトエビは、人間の生活にとっては、とても頼りになる習性をもっているそうです。

稲作を助けるカブトエビ
  1. 干上がった田んぼの中で、卵の姿でじっと水を待つ
  2. 田植えの時期で、水が入ってくると、孵化する
  3. 田んぼを泳ぎ回って水を濁らせ、水に光が入りづらくなる
  4. 水面から顔を出している稲以外の植物の生育を遅らせる→稲がよく育つ
  5. 水中の草を食べてくれる→稲がよく育つ
  6. 稲刈りのために水が抜かれると、卵の姿で次の田植えシーズンを待つ

海外からやってきたカブトエビですが、日本のお米づくりと、うまく共存してくれているようです。

おわりに

動かず休息するよう腰や足から私に届くメッセージ。

痛みを観察しつつ、緩めてみたり、動かしてみたり、痛みの位置や感触が変わったり、奥の方に何か心地よさが生じ始めたり。

そんなおり、そろそろ散歩をはじめていいよ、と身体から言われた気がしました。

太陽の光がいくそうにも地球のフィルターを通って、ほどよく身体を温める感覚。

汗ばんだ身体に、ふーっと通り抜ける心地よい風。

水中をかき混ぜ、ちょこちょこと顔を出したり潜ったりするカブトエビ。

ぼーっと、その感覚を楽しめたひとときでした。

ながてぃ
ながてぃ

その様子をみかけた近所のおばあさまが、

「大丈夫?暑いからね」

と心配して声をかけてくださいました。

ごめーんね。ありがとう。

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。

このブログが、あなたがあなたらしく生きるための土台づくりの、何かのヒントになれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました