防災の「非」専門家、一般人の防災の日シリーズ4。
今回は非常時に逃げる時に使うグッズをリストアップ&点検です。
身軽にさっとリュックを背負って両手をあけ、
避難所等で1日〜生き残る観点で揃えた現案です。
我が家の防災方針
防災の備蓄大別<在宅避難用><非常持ち出し用>
ご紹介の前に、私の備蓄の考え方の大別は以下のとおりです。
備蓄品・在宅避難用
在宅避難とは、各自治体等でも紹介されておりますが、避難所に行くのではなく、自宅が無事ならば、自宅内で避難することを指すようです。
最低3日分、できれば7日間分、一切の食料やライフラインの供給がなくとも生きていける用意が必要です。
この日数の理由などは、別記事にまとめておきたいと思います。
↓関連
⭐️当記事:非常持ち出し用
非常持ち出し用も、細かく分けることができるそうですが、災害時にさっとある程度身軽に持ち出し、避難所などで1日を過ごすための用途の物品です。
特に、ご自宅周辺のハザードマップ確認が重要かと思います。
津波、土砂災害、水害、など。
すぐ逃げないと命に関わるような地域ですと、大切になりそうです(独断と偏見)
上記から、最悪、「荷物を持って全力ダッシュ!」が想定されそうです。
体力と相談しながら、最低限で、コンパクトにまとめる必要があるようです。
なお、非常持ち出しには更に厳選し、常に持ち歩く「EDC(エブリデイキャリー)」という考え方もあるようです。
↓外出時はほぼ常に持ち歩いているEDC防災ポーチの中身
中身リストアップ&点検
気づくとすぐ重量過多になるので、欲望とのせめぎ合いで難しい項目です。
「在宅避難用のガッツリ備蓄は別で用意するから」
「あくまで在宅が無理な危機的状況で逃げるグッズ」
と自分に言い聞かせます。
以下に、いくつかジャンル分けしてリストにします。
なお、荷物を小分けして取り出しやすく、かつ避難中に大雨にさらされてもいいよう、
全てジップロックに入れて小分けしています。
リュック込みで重量は6.2kgでした。
なんとか、背負って、駆け足くらいはできました。
以下、コメントしたくなったものを適宜個別に紹介します。
食べ物・飲み物関係
えいようかん等お菓子類
カロリー摂取と、ストレス状況下での甘味の癒し。
また、えいようかんは、味の好みももちろんですが、
- 約5年保管できる
- パッケージの後ろに災害伝言ダイヤルの使い方が書いてある
- 雑に保管しても粉々にならない(羊羹全般)
こんな理由で好きです。
尾西のアルファ化米(スプーン付き)
水かお湯を入れて規定時間待つと食べられるお米。
パッケージが容器を兼ねていて、また、スプーンが付属されています。
在宅避難用に大量購入した物の一部を入れました。
飲み水の一部を流用して作ります。
ただ、アルファ化米は、手軽なのですが、水がなくなると食べられません。
そこで、飲み水を使わず、最悪お水不要でそのまま食べることもできる、フリーズドライ米を買うことも検討中です。
500mlペットボトル3本
近所のスーパーで安く売られていたものです。
在宅避難用には長期保存水を別途用意していますが、避難用には購入の手軽さを優先しました。
折りたたみコップ
キャンプ用に買ったのですが、あまり使わなくなった&折りたためてコンパクトなので非常持ち出し袋要員になりました。
ダイソー等、100円ショップでも購入できる…気がします。
ペットボトルに直接口をつけて飲んでも良いのですが、もし給水をもらえる機会があった場合、不衛生な容器に入れるのは実害が生じそうです。
そこで、折りたたみコップに注いで飲み、コップは消毒アルコールで拭いて保管、というのを想定しています。
携帯浄水器ソーヤーミニ
ほぼお守りです。
飲み水は飲みきり、支援も期待できない。
そんな時に、最後の手段で、野生のお水を捕獲してフィルターにかけて飲む(自己責任)。
ペットボトルの口にはまるようになっています。
他、付属のストローやパウチ等、いろんな方法で浄水できます。
フィルター掃除は、付属の注射器をセットし、普段使うのとは逆の方向に水を押し出してやるだけ。
フィルターの寿命は、38万リットル。
1日3L浄水しても、約347年間使える計算です。
濁った水の中にある砂等はもちろん、大腸菌やサルモネラ菌等の細菌、エキノコックス等寄生虫なども、ガードしてくれるそうです。
ただ、水に溶けた重金属、放射性物質、細菌よりも更に小さいウイルス等は素通りしてしまうそうです。
明らかにやばい水に使うのは、やばいと思います(語彙力)。
登山中の生水等を濾過して飲む、という用途にはピッタリかもしれませんが、何が混ざってるかわからない街中の野生のお水には、なかなか使うのに勇気が要ります。
ただ、飲み水が無くなったら詰んでしまうので、そういった意味で、最後のお守りです。
衣関係
ダイソー圧縮タオル
少量のお水を含ませると、もこもこっとタオルになります。
ハンドタオル前後くらいの大きさで、数回洗って再利用できそうな気がします。
これも私の主観ですが、使い捨ておしぼりが若干厚く大きくなったような品です。
お水だけでなく、消毒用アルコールなんかを含ませて拭き掃除にも使える、かも?
下着
精神衛生上、同じ下着は使い続けたくありません。
また、濡れた服を着続けるのは体温を下げ、健康面でも害がありそうです。
下着だけは、下着だけは毎日変えたい。
ダイソーなど100円ショップで購入できる衣類圧縮袋に詰めて小さくしておきます。
住・電源・衛生関係
このあたりは、以前の記事の中から、「1日〜の緊急避難」「避難だから厳選」の観点で、ぎゅっと絞りました。
もしよろしければ併せてご覧いただければ幸いです。
↓介護用品を防災用に転用
↓非常持ち出し袋よりも更に圧縮した、毎日持ち歩くもの
↓暗くて何があるか分からない状況の最低限の備えと同じ品も非常持ち出し袋に
↓衛生関係は、このあたりの在宅避難用から、ぎゅっと厳選して
↓快適な寝床×キャンプで楽しく実践。非常持ち出し袋に厳選するものは悩むところ
おわりに
点検の結果、リュック込みで重量6.2kgでした。
実際に背負って、登録した避難所まで行ってみました。
なんとか駆け足くらいで到着できました。
この袋の課題は、快適な寝床だと思います。
なんとかキャンプで使ってるマット等を組み込めないものか。
いっそこちらは妻に背負ってもらって、私はキャンプ用の大きめリュックを……
ほらまた重くなってる
自宅に今いるのは危険と判断されたら、さっと身軽に背負って、避難所などで1日〜生き延びるための最低限の持ち出し用品。
想定する状況から、あまりにも重量があると、避難が遅れたりしかねません。
EDCポーチと同様、欲望とのせめぎ合いで、難しい項目だと個人的に感じます。
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
このブログが、あなたがあなたらしく生きるための土台づくりの、何かのヒントになれば幸いです。
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