私がコーヒーにはまって一番最初に使い始めたドリッパー。
300円ちょっとくらいで購入でき、お手軽にハンドドリップコーヒーを始められた思い出のドリッパーです。
お湯の注ぎ方の調整で少し味わいも変えられ、とても味わい深く興味深いドリッパーだと思います。
同じ品を買いましたが、この子で淹れた珈琲は今朝で最後。
今朝の別れ
今朝もいつものようにコーヒーを淹れます。
淹れ終わった際、手が滑り、落としてしまいました。
しょっちゅう落とす雑な私の管理にも文句ひとつ言わなかったドリッパー。
今朝はあたりどころが悪かったか、ダメージが蓄積された結果か、粉々に砕けてしまいました。
今までありがとう
大学受験や、在学中の眠気覚ましとしてインスタントコーヒーを飲むことから始まった私のコーヒーの歴史。
珈琲そのものに興味を持ち出し、まずお手軽に始められそうな低価格ドリッパーとして購入したV60。
その後も色々なドリッパーを試させてもらいつつも、結局はこの子に戻ってきていました。
下手な私でも、ある程度お湯の注ぎ方でなんとなく味わいが変えられ、基本を守れば安定の味を出してくれました。
初めはクリアな色だったのに、長年のコーヒーの色が少し染み付き、ちょっとベッコウ色っぽくなっていました。
その色味も含め、愛着の一品でした。
ほんの数百円で手にし、出会い、私の毎日の生活を支えてくれました。
コーヒーが飲みたくない気分の朝は、なんとなく私の心身の不調の兆候でもあると気づくことができました。
それを教えてくれたドリッパーでもありました。
本当にありがとう。
今朝最後にあなたが淹れてくれた珈琲は、少し、苦味が強いです。
また、こんな個人的文章にもここまでご覧いただき、ありがとうございました。
このブログが、あなたがあなたらしく生きるための土台づくりの、何かのヒントになれば幸いです。
このドリッパーが出てきた過去記事など
↓私の淹れ方と愛用の道具達。
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